2020/01/06
ベネッセアートサイト直島に入っていながら、遠いのもあって何となく寂しい感じの、犬島観光についてです。
今回の直島観光、実はメインは犬島精錬所でした。
ライトな廃墟好きにはツボでしょう。
(本当の廃墟は怖いんだよなー。写真で見るのは好きだけど)
直島・豊島経由で行くと、犬島以外の予定が結構時間キツキツになるので、ちゃんと予定を立てて行った方が良いですよ!
- 犬島へ行く方法 犬島へは2つの航路がある
- 島内は歩いて全て回れる
- 開館時間やチケットについて
- 飲食店は少ないので、オヤツ持参、推奨
- 島内全てアート??島内をあちこち歩いてみよう!まずは精錬所から
- 犬島【家プロジェクト】について
- シーサイド犬島ギャラリー
- まとめ
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事前に知らない方が良いかもしれない ベネッセアートサイト直島の展示内容
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犬島へ行く方法 犬島へは2つの航路がある
犬島へは、船を使って行くしかありません。
航路は以下の2つ。
宮浦(直島)⇔家浦(豊島)⇔犬島 よくばりコース
四国汽船 時刻表
犬島も、直島も、豊島も!!っていう欲張り旅な場合に使います。
ただし、1日3本!!乗り遅れたらタイヘンです!
豊島美術館・犬島精錬美術館が休み(通常は火曜)だと運休なので、注意!
月曜日に最終便に乗り遅れたら、水曜日まで直島・豊島に行けないよ!
※しかも、冬季(12/1~2月末)は休館日が火・水・木になります。要注意!
宝伝⇔犬島 犬島オンリーお楽しみコース
岡山の宝伝港からの往復です。
犬島のみ観光する場合、これさえあれば問題ありません。
10分程度で犬島に着きます。
本数も割りとあるので安心。
こちらも犬島精錬美術館の休館日はダイヤが違ったりするので、事前に確認が必要です。
ルートを考える時に、宇野港(岡山)⇒直島⇒豊島⇒犬島⇒宝伝港(岡山)
というルートも考えましたが・・・
(直島から北上して行き、最後に新幹線で帰るルート)
私の場合は初日に宇野港へ車で行く予定でした。
するとですね、宝伝港から戻ってくる時にバスと電車を使って宇野港まで帰って来る事になるので、ちょっとタイヘンそうだったんですね。
(逆もまた然り)
車を利用しない場合は、宝伝港からバス→岡山駅→岡山空港と移動できるので、難しくはありません。
島内は全て歩いて回れる
犬島には【犬島精錬所美術館】【犬島 家プロジェクト】【シーサイド犬島ギャラリー】の3つがありますが、家プロジェクト以外は犬島港のすぐ側なので問題ありません。
家プロジェクトも、地図を見ると点在しているようですが距離は無いので、歩いて回れます。
下の画像がパンフレットにあった地図。
例えば、犬島チケットセンター(犬島港)から犬島精錬美術館のゲートまで、歩いて5分程度です。
ゆっくり2時間散歩する感覚で、全部見て回れます。
開館時間やチケットについて
犬島に上陸すると、まず犬島港すぐ側にある【犬島チケットセンター】に行きます。
ここで、チケット購入・船のチケット購入が出来ます。
ナビゲーションしてくれる機械のセットも貸してくれます(無料)
帰りの船便のチケットを買っておくことも可能なので、先に買っておいても良いでしょう。
犬島島内の作品を見るチケットは、2,060円です。
チケットは、犬島精錬所美術館・家プロジェクト・シーサイド犬島ギャラリー共通のチケットになります。
「美術館だけ」とかは無いので、おとなしく共通チケットを購入しましょう。
犬島インフォメーション
開館時間:10:00~16:30
休館日:
3/1~11/30 火曜日
12/1~2月末日 火曜日・水曜日・木曜日
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
詳しい開館カレンダーはコチラ
料金:2,060円(15歳以下無料)
(犬島精錬所美術館・家プロジェクト・シーサイド犬島ギャラリー共通)
電話番号:086-947-1112
飲食店は少ないので、オヤツ持参、推奨
犬島には飲食店が場所が少なく、コンビニもありません。
急に「お腹すいた!!」って思っても食べられない事もあります。
なので、お弁当orオヤツ持参がオススメ。
天気が良いと、海を見ながらのお弁当は美味しいですよ!
※犬島チケットセンターにカフェがありますが、軽食系です。
※犬島精錬美術館内にカフェがありますが、冬季休業です。
※中山商店というお店があり、ちょっとしたオヤツなどの買い物ができます。
島内全てアート??島内をあちこち歩いてみよう!まずは精錬所から
犬島精錬所美術館 遺跡ゾーン
何といっても、精錬所跡!!これを見たくて来たんだよ!!
まずは遺跡を見に行きます。
見えてきたゲート。
錆で赤くなって、何とも良い感じ!!!
進んでいくと、迷路のように道が続きます。
全部レンガ!元々何に使われていた場所なんでしょう。
一つ一つのレンガには、何かの文様というか、跡がついています。
これ、カラミ煉瓦といって、銅の精錬時に出たスラグ(鉱滓-コウサイ)で作られているそうです。
ふーむ。何でこんなに色々な模様がつくのか不思議。
どんどん進むと、左手に海、右手に犬島精錬美術館が見えてきます。
美術館はあとで見るとして、精錬所跡を見ながら火力発電所を目指します。
あちこちから煙突が見えるよ!
途中には、美しい廃墟・・・
この写真のトンネル的なところとか、わっさわさ草木が生えてて、凄かった。
いつか、植物が煉瓦の壁を壊していくよね。
廃墟って、経年変化が感じられるのが面白いよね。
どうしてこうなったのか、って想像するのが楽しいんだよなー。
遠くに見える煙突。丸じゃないのね!六角形!
かなり割れてきて鉄筋も見えるんだけど、このまま崩れていくのかな?
もう、何?ラピュタ?って感じの風景。
煉瓦の壁で囲まれた空間は、そりゃもう、草木でもっさもさ。
夏来たらすごかっただろうなー。
こうやって、「人間最強!」って思ってても年月を経ると植物に侵食されて、跡形も無くなっていくのが面白い。
下の写真、写真では見えにくいけど、池?があります。
すっごい青緑でキレイ!!!
・・・けど、この綺麗さは公害とは関係ない?とちょっと考えさせられる。
橋だったのか、屋根だったのか、こんな空間もありました。
いったい何に使われていたのか・・・
蔦の垂れ具合とか、たまらないな!!
さてさて、道に沿って歩いていると・・・
火力発電所が見えてきた!!!
火力発電所は犬島精錬所の一番奥のほうにあります。
この施設で、どうやって発電してたんだろう。
やばい、この筋交いっぽい跡とか、超萌える。
元々木が入ってたんですかね。
経年劣化で石の部分だけが残るという。この感じが!!良い!!!(変態)
実物は写真で見るよりもずっと迫力があります。
近くまで寄ることは出来ないけど、ホントはもっと近付いて、床下?とか潜りたかったよう。
犬島精錬所美術館跡は、道なりに歩けば一回りでき、迷うことはありません。
道端にも崩れた柱とか煉瓦のかけらとか、いろいろなものが落ちていて興味深かったです。
思わず立ち入り禁止のロープ、超えたくなっちゃう場所がたくさん!
(絶対ダメです!!!!)
犬島精錬美術館 美術館ゾーン
精錬所跡地に埋め込まれるように建てられている犬島精錬美術館。
精錬所跡の煉瓦や造りを生かして、館内空調しているようですね。
(詳しくは、現地でお姉さんの説明を聞きましょう・・・)
中に案内されると、鏡に写った光を頼りに、暗くて細長い道を歩くんですが、すっごい風の音!!!
ビューーーーッ!!
ゴーーーーーーッ!!
ヒュオオォォォオオーーーー!!!
って。ちょっと怖くなるくらいです。
この音が、自然の力で空調されてる証拠なんだろうなと思うんですが、暗い中でのこの音って・・・子供なら泣くな。
道を抜けた先に展示があるんですが、これまた、ちょっと怖い・・・
最初は綺麗だなーって見てたんですが、案内の人に手招きされた小部屋がね・・・
これね、ホラーね。ホラー決定ね。
怖いところが終わって、ほっとしていると温室のような部屋があり、カフェもあります。
美術館の展示はこれで終了。
カフェは冬季休業ですが、席からは遺跡と海が見える絶好のロケーション!!
是非ここでゆっくりとお茶したい!!!
美術館のカフェから外を見たところ。
当日はあいにくの曇りでしたが、晴れてたら綺麗だろうなぁ。
ついでに、美術館のトイレも覗いてみてください。
ちょっと変わった面白い造りのトイレですよ!(内容はナイショ)
犬島【家プロジェクト】について
これは、島内の至る所にアートな家がある展示です。
もう、アートなのか普通の家なのかわからなくなってきます。
この崩れ具合がアートだな!!とか考え始めます。
もう使われていない家や倉庫なんかが草木に呑み込まれていく様は、何とも言えない気持ちになるのです。
あちこちに案内看板が立っているので、なんとなく看板に従って歩いていくと、作品が見えてきます。
時々島民の方が声をかけて下さったりで、なんかいいなぁって。
途中、畑に座ってるおじちゃんが、「鯉みせてやろう!」ってご自慢の鯉を見せてくれましたよ。
西部警察のロケ地でもあったらしく、当時の撮影風景の写真も見せてくださいました。
ボンボン爆発してるけど・・・え?これ、犬島でやったの!?
きっとこういうふれ合いもアートなんだろうな(洗脳され気味)
家プロジェクトの作品は、撮影NGも結構あるので、少ししか写真が取れませんでした。
下の写真は「犬島ハウスプロジェクト」の「犬島の島犬」です。表情が生き生きして可愛い。
突然「ニニュッ!!」っと出てくる感じで見つけたので、大きくてびっくりしました。
でも、よく見ると小さな焼き物の集合体なんです。
1枚1枚に、子供が書いたらしい絵や文がある。色んな事を書いていて、ほほえましぃぃぃぃ~~~~~
あとで調べると、色々意味があってこの表情なんですね。
”入り江を隔てた所に「犬ノ島」があり、そこには「犬石様」と呼ばれる犬形の石が祀られている。イヌは少し怯えたように聞き耳を立て、横目で犬石様の様子を伺っているように見える。”
って。わかる!犬ってこういう顔する!!!
ちなみに、不定期ですが犬の体内に入ることも出来るようですよ!
下の写真は、作品ではないんですが
「アートな人たちが滞在も活動も出来るように、古民家を改修して家を用意しよう!」
って感じの活動みたいです。
このように改修している家が何棟かありました。
犬島が盛り上がるといいですね!今のままの静かな感じも好きだけど!
そして、これは家プロジェクトとは関係ないであろう、地元の神社。
精錬所からF邸に向かう途中で、上にある祠を見つけました。
何か良い感じ!!!
上ってみると、とても見晴らしが良かった!
(夏は木が茂って見えないかもしれない・・・)
こんな感じで、「家プロジェクト鑑賞」は気になるものがあれば、あちこち寄り道しながらの散歩になります。
シーサイド犬島ギャラリー
犬島チケットセンターに付属している作品です。
入ると、中は真っ暗。何やらザワザワする音と画像が流れ・・・・
ちょっと不思議な空間です。
※2017/3/22から休館になるようです。
まとめ
とにかく!!!船に乗り遅れないこと!!!!
これが、犬島の鉄則です。
3時間位あれば、だいたい見て回れて大満足です。
ライト廃墟好きとしては、もっと居たかったですが・・・・・
時間の融通が利く、宝伝港を利用した方が気持ちに余裕が出来て良いかもしれません。
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